幻想龍神絵師になったキッカケ。

私はもともとデザイン屋でした。
美術短大のデザイン学科でデザインとCGを学びました。
サークルは漫研で、同人誌も描いてました。
ちびちびですがデザイン屋として仕事したことはあったので、いつか大好きな絵描きでも仕事したいと思ってました。
でも紆余曲折ありまして心を病んだりしまして。
それを救ってくれたのがドールと今の旦那なんですけどね(笑)。
んでそのまま旦那と結婚して家庭に入る道を選びまして…。
でも、旦那はいつだって言ってくれました。

「また絵描けば?」

モチベーションはすっかりドールに傾いていたので私はなかなかその気にはなれませんでした。

しかし、ある日不思議な夢を見ました。

旦那の友達で私も紹介されて仲良くさせてもらってる男性と私と旦那で話してる夢でした。
夢の中で男性に
「液晶タブレット使えばパソコンでもっと絵が描けるじゃないか。君、液晶タブ買うなら紹介するよ」
「え…でも液タブめっちゃ高いじゃないですか」
「う〜ん。安いのもあるよ? いくらなら出せる?」
と言われ、私と旦那は息を飲んで
「…いくらならありますか?」

「3万」

『買った!!!』

夢の中で旦那と同時に拳を握って叫びました(笑)。
そこで目が覚めて。
朝旦那に夢の話をしました。
「そんなうまい話無いよね」
「う〜ん…調べるだけ今の相場調べる…か。な?」
2人で早朝ポチポチあいぽんとネットで検索しました。
「Amazonで型落ちしたのが出品者で約4万…やっぱり無いか…しかも状態わからんし…」
「りんのいやまてヤフオクであるぞそれなら。ほぼ新品で接続機器も付けて3万円ちょい」
「…え」
「液タブなら絵描けるだろ?これチェックしろ」
「で、でもお金…貯金使って…良いの…? 競ったら…いくらになるかわからないし」
「りんの」
「はい」
「使わねえ金は死に金だ!!!」

この人と結婚して良かった。
そう思った。

ヤフオクに出てたのは最新版が出て一気に型落ちしたモデル。
でも絵描き道具なんてのは型落ちしてももともとが良い値段だし充分使えるんです。現にヤフオクに出てたのももともと13万もするモデル。
かなり人気モデルで、たまに市場に出てはすぐ売れるモデル…と旦那がリサーチしてくれた。

ヤフオク終了日決戦当日。

入札者0。
しかしこういうのは間際に競る。
油断できん。
しかも世間はボーナスでヒャッホウなことになっている。
終了1時間前。
入札者0。
終了20分前。
入札者0。
「ね、ねえマジで誰も来ないよ…? もう入れる…?」
「そうだな…りんの仕掛けろ」

入札。

10分前。

来ない。

5分前、来ない。

来ない。

お願い…っ!このまま…っ!

3…2…1…

『落札した!!!』

そうして無事取り引きして…
来ました!!!
マジ新品!!!
なんでも買ったはいいけど後継機が出たのですぐ乗り換えてほとんど使わなかったそうで…。
セッティングして動作確認すると全く問題無く使いやすい。

「何描くの? 漫画?」
「…龍神」
「ああ…お前、前龍神描いてた時あったよな」
「うん。龍は綺麗だから…もっかい描きたいんだ」

描ける準備が整ったので。
試し描き…で、あいぽんから大好きな曲平原綾香さんの「Reset」を流しながらペンを走らせる。
龍の描き方も、月の描き方も、フォトショップの着彩の仕方もまだ覚えてた。

「…描けた」
タイトルは

「誠月龍-せいげつりゅう-」

インスタとツイッターにUPした。
ツイッターでは友人達が反応してくれて、インスタでは海外のアーティスト達が何故かいいねをくれた。もちろん友人やフォロワーさんも。

描ける。
もう一度描く。
何処まで走れるか遅いスタートだけど。

ちょっと、

見ててください❤️。

キラときメキ日和。

徒然キラキラな猫とドールと趣味な日常。

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